【OEN日記#6】目的と方法の混在をどう防ぐか

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はじめに

目的と手段について仕事上入れ替わる事がよくある。

基本的に仕事ではある目的があり、それに対していろいろな手段を用いてその目的を達成することの繰り返しになる。

この目的に対しての手段(アプローチ)が教育やインターネット、営業や建設などさまざまであり、この手段の違いが業種になると考えている。

しかしながらこの目的というのはしばしば手段と入れ替わってしまう。

この記事では自分の仕事がどういう立ち位置で目的と手段とはどう切り分けていくかを考えていきたい。

目的と手段が入れ替わる原因とは

そもそも手段とは目的におけるやらなければならないことに対してどのようにアプローチを行うのかであると認識しています。

例えば目的地に行くにはいくつもの道があり、その目的地に行くまでに行かなければならない観光地や名所(手順の制約)があったり、高速道路は使ってはいけない(お金の制約)があったりしますがのどういう道順で目的地まで行くのかが今回でいうところの手段になります。

この例は抽象的な感じがしますが、実際その通りで考え方によっては「観光地に行くこと」が目的地になることがよくありこれが目的と手段の入れ替わりとなるのです。

手段が目的かする原因として以下2点が思いついた。

・業務範囲のずれによる目的誤認識

本来の目的である範囲より狭い範囲での作業を行っている場合に発生

有識者と作業者の間で目的に対してのずれが生じることが多く、作業における業務範囲(スコープ)の違いにより、有識者の本来のゴールであるところを作業者へ共有することなく作業者としてのゴールを設定する際の認識齟齬により発生すると考えます。

難しい言い方をしたけど、作業者が本来の目的を知らない場合や作業指示を誤った場合に認識のずれが生じて手段が目的に入れ替わってしまうということがあるのではと考えます。

・別要因による目的の置き換え

仕事を進める上でプロジェクトには必ずと言っていいほど、問題が発生します。

スケジュールや難しい技術的課題が発生した際にその事象をクリアすることにフォーカスしてしまい本来の目的が置き換えられる。

例えば作成したスケジュールを守ることが目的になってしまい、本来の目的をクリアする閾値が足りなかったり、目的達成のための必要タスクを見逃してしまうなど。

目的と手段が入れ替わらない為には

原因で考えればまず1つ目の目的誤認識について指示をする側と指示をされる側を考える。

では適切な指示とはどういうものなのか。状況によって大きく異なる可能性はあるが大きくは作業者がどの程度の作業の理解があるかによって左右されると考える。

理解がある場合は本来の目的を伝えつつ、作業の内容を伝えることで大きくブレることはないと考えるが、そうでない場合は本来の目的を伝えると混乱をさせる恐れがあるので本来の目的の手順を考え作業者的視点の目的を伝えるようにしなければならない。

まとめると私は以下の点に注意して指示を依頼するようにしている。

・やりたい事(目的)

・この作業の着地点(何をもって目的を完了したとするか)

・いつまでに仕上げたい(スケジュール感)

・相手に目線を合わせて依頼する(相手問わず新人に依頼するように説明するが能力が高くなるにつれ、端折れる)

・難しい言葉はできるだけ使わない

逆に仕事を受ける時も指示を依頼する際の事を意識して指示を受ける。

作業依頼を受けた際も上記のポイントを質問で聞く事が多い。

まとめ

目的と手段が入れ替わらないようにするには、基本的にはコミュニケーションが大事です。

上記の点に注意し、コミュニケーションをとることができれば目的がぶれることが少なくなると思います。

OEN.

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